地球環境のことを考えて料理をする方法がエコロジーなクッキングです。普段何気なく料理をつくっていますが、エコロジーなクッキングでは何に注意してやればよいの、どんなレシピがあるのかなど、わからない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、エコロジーなクッキングをするポイントを工程別に詳しく解説します。具体的な方法やメリットも紹介するので、環境に配慮して料理をしたい人はぜひ参考にしてみてください。
エコロジーなクッキングとは?

エコロジーなクッキングとは、地球環境のことを考えて買い物や料理、後片付けをすることです。毎日の食事は欠かせないものですが、農作物や畜産物の生産・輸送、食材の調達、調理、片付けなどで多くの資源を使い、地球環境に甚大な影響を及ぼしています。
エコロジーなクッキングでは、無駄な水やエネルギーの消費を減らしたり、フードロスやプラごみを削減したりするために、以下のような工夫をします。
- 買い物でエコバッグを持参する
- 旬や地産の食材を買う
- 野菜の芯・皮も調理に使い食材を使い切る
- 茹でたり煮込んだりする際に鍋のフタをする
- 食器の後片付けに食洗機を利用する
ちなみに、エコ・クッキングは、東京ガス株式会社の登録商標です。本記事では、登録商標の利用は避け、「エコロジーなクッキング」として説明していきます。
エコロジーなクッキングのやり方は?工程ごとのポイントを解説
家で料理を作る際には、以下のような工程を経ることが一般的です。
- 献立作り・買い物をする
- 調理する
- 食事する
- 残り物の保存・後片付けをする
ここからは、エコロジーなクッキングにおける各工程のポイントを解説していきます。
献立を考える・買い物をするとき
買い物をする作業や献立を考える作業は、エコロジなークッキングの工程のなかでも最も重要な工程です。どんな食材をどれだけ買うかで、環境への影響が大きく左右されます。消費者は農作物や畜産物などの生産・輸送自体には直接かかわれませんが、エシカル消費として何を買うかによって間接的に影響を及ぼすことが可能です。
ここでは、買い物や献立づくりのときに、環境に配慮する行動のポイントを解説します。
旬の食材を多く取り入れる

献立を考えるときや買い物するときは、旬の食材をできるだけ多く取り入れましょう。旬の野菜は露地栽培されていることが多く、暖房などを使ったハウス栽培に比べて化石燃料の使用を抑えられます。例えば、トマトでは、栽培に暖房を利用する冬春は、夏秋のものに比べて生産・輸送のCO2排出量が4倍以上となる研究もあります(※1)。
スーパーなどでは1年中入手できる食材も多いため、食材の旬がいつかわからない人もいるかもしれませんが、季節ごとに旬の野菜を覚えておくとよいでしょう。例えば、キャベツやアスパラガス、たけのこは春、トマト、きゅうり、ピーマン、かぼちゃ、なすなどの夏野菜は夏が旬です。また、にんじん、じゃがいも、さつまいもは秋が旬、長ねぎ、白菜、大根、かぶ、ブロッコリーは冬が旬です(※2)。
旬の食材は値段も安いうえに美味しく、栄養価も高いため、旬の食材を積極的に摂るのは経済面でも健康面でもメリットが多いでしょう。ちなみに、私は月ごとに旬の食材が記載された雑誌を見て、今月はこの食材を多く取り入れよう、という感じで買い物をしています。
※1:白木他、環境システム研究論文集 Vol.34,2006年10月
※2:キューピー「野菜の旬」
食材は肉を少なめに、野菜・豆類などの植物食を多めに

エコロジーなクッキングをする際には、買う食材で肉は少なめに、野菜・豆類などの植物食は多めにしましょう。食材の種類によって温室効果ガスの排出量は大きく異なり、とくに食肉を生産する畜産で多くの温室効果ガスが排出されています。
例えば、たんぱく質100gを含む食材の生産で排出される温室効果ガス排出量(CO2換算)は、牛肉だと25kg、豚肉だと6.5kg、鶏肉だと4.3kgです。一方、豆類だとたったの0.65kgで済みます。
我が家では、買い物の際に肉の購入量を少し減らし、その分豆腐を多く購入するようにしました。豆腐は湯豆腐や麻婆豆腐、豆腐ハンバーグなどに活用できる料理は多いので、今後はもっと増やしていきたいと思っています。また、肉を購入する場合でも牛肉・豚肉を減らし、鶏肉の割合を増やすようにしました。
牛肉や豚肉などの赤肉を減らし、代わりに野菜や豆類を多く食べるのは、健康的な食事としても推奨されています。環境も自身の健康もよくする食材を積極的にとりましょう。
地元産や有機栽培のものを選ぼう

食材を選ぶ際は、産地や栽培法・飼育法もチェックしましょう。一般的に地元産の食材のほうが輸送にかかる距離が短く、運搬にかかるCO2排出量を減らせます。農産物の直売所では地元産の野菜などを購入できるので、家の近くにあれば足を運ぶとよいでしょう。また、スーパーによっては地元産の野菜コーナーがあるので利用してみるのもおすすめです。なお、外国産より国産のものを選ぶことも輸送を減らすのに有効です。
野菜なら有機栽培、肉なら有機飼育されたものをできるだけ選びましょう。有機栽培・有機飼育されているところでは土壌の微生物が豊富で、土壌により多くの炭素を隔離でき、温室効果ガス排出量の削減に有効です。大地を守る会や一部の生協では、有機野菜や健康的な環境で育てた肉などを販売しています。ちなみに、我が家では、生協のひとつ「生活クラブ」を利用し、有機栽培・有機飼育(に近い)食材を購入するようにしています。
家庭菜園をするのも、有機野菜を手に入れる方法のひとつ。農薬・除草剤を使わないようにし、購入した堆肥やコンポストでできた堆肥を使って育てれば、とれたての有機野菜を美味しくいただけます。我が家では、コンポストの堆肥を使って、きゅうりやトマト、ピーマン、ネギ、小松菜などをプランターで育てていますよ。
在庫をチェックして必要量だけ買おう
買い物で食材を買う際は、在庫をチェックして必要量だけにしましょう。必要以上に購入すると使い切る前に腐らせてしまい、フードロスにつながります。我が家では、冷蔵庫などにある在庫を事前にチェックしてから買い物に行くようにしています。
エコバッグを持参する

買い物に行く際は必ずエコバッグを持参しましょう。
エコバッグを持参すればレジ袋を消費せずにすみ、家庭から出されるプラごみも削減し、結果的に海洋に流出するプラスチックも減らせます。レジ袋はポリエチレンと呼ばれる石油由来のプラスチックでできており、生産時にも焼却処分時にもCO2が排出されるため、エコバッグの持参で温室効果ガスの削減にも貢献できます。
エコバッグをつい忘れてしまうのであれば、普段使うバッグに忍び込ませておきましょう。私は財布と一緒にリュックに入れておき忘れないようにしています。エコバッグ代わりに1回使ったレジ袋をかばんに入れておくのもよいでしょう。
使い捨ての包装・容器の少ないものを選ぶ

食材を購入する際はできるだけ使い捨ての包装・容器がない、もしくは、少ないものを選びましょう。食品の包装・容器は多くの場合ごみになってしまうため、買い物の際に使い捨ての包装・容器がないもの・少ないものを選ぶことが重要です。
野菜や果物であれば包装を減らすことは比較的容易です。例えば、スーパーでもキャベツ・かぼちゃ・じゃがいも・玉ねぎ・りんごなどは丸々1個のものを購入するようにすれば、ほぼ包装なしを実現できます(テープがつくことがありますが)。
容器入りが避けられない場合はガラス瓶など再利用可能な容器に入った商品を選ぶようにしましょう。我が家では生協の生活クラブで、リターナブルなビンに入った牛乳や醤油などを購入しています。ビンは回収・洗浄して再度利用されるので、使い捨てにはなりません。
週に1度は冷蔵庫の余りもので献立を考えよう

週に1度は冷蔵庫にある余りもので献立を考えるのもおすすめです。計画的に食材を購入・利用していても、野菜や肉などが少しあまることはあります。あまった食材でできるレシピを探して作れば、食材を廃棄させずに済みフードロスを減らせます。
我が家では、余った野菜があった際は、その材料でできるスープやサラダのレシピを探して作っています。新たな料理を発掘でき、意外と家族に受けるかもしれませんよ。
調理するとき
料理で材料を切るやり方によっては、食材の廃棄量が増える可能性があります。また、焼く、炒める、茹でる、蒸すなどで加熱する際にガスや電気のエネルギーを消費します。ここでは、できるだけ環境への負荷を抑えて調理する方法を紹介します。
ゆでたり煮込んだりする際はフタをしよう

野菜を茹でたり、煮込み料理を作ったりする際はフタをするようにしましょう。フタをすることで加熱した際の熱が逃げにくくなるため、火力を弱めても食材に火が通りやすくなりガス代や電気代の節約にもなります。また、調理時間の短縮にもつながります。
野菜の芯や皮もできるだけ調理に使おう

野菜の芯や皮は捨てずに調理に使いましょう。例えば、キャベツの芯、ニンジンの皮、じゃがいもの皮は食べられるうえに、栄養も豊富です。調理に使えば生ゴミも減らせるので、日々のゴミ出しも楽になります。
ニンジンの皮は細かく切ってカレーやシチューに入れたりすれば、さほど手間をかけずに活用できます。キャベツの芯はきんぴらにすると、シャキシャキして美味しく食べられます。じゃがいもの皮は剥くことが多いですが、よく洗ってそのまま使うのもおすすめです。じゃがバターやベイクドポテトなら皮付きのほうが美味しくいただけます。
芯や皮を使った料理は、「キャベツ 芯 レシピ」などのキーワードで検索すれば簡単に調べられるので、余ったときは捨てずに、レシピがないかチェックしてみましょう。
鍋・フライパンは水分をよく拭いておこう

鍋やフライパンを使う際は、火にかける前に水分をよく拭いておきましょう。内部や底に水分が付着していると、水分を蒸発させるのにガス・電気のエネルギーが使われて、鍋やフライパンが温まるまでに時間がかかってしまいます。前の料理のあとに鍋・フライパンを洗って再度調理に使う場合はとくに注意しましょう。
キッチンの取りやすいところに乾いたふきんやタオルを常時用意しておくのがおすすめです。サッと取り出して拭き取るのに使えるため、あまり手間をかけずに水分の拭き取りができます。
同時調理を心がけよう

鍋やフライパン、グリルなどで調理する際は、できるだけ同時調理を心がけましょう。
例えば、パスタを茹でる場合は具に入れるブロッコリーも一緒に茹でる、グリルチキンを作る際は添えるにんじんやじゃがいもも一緒にのせて焼くのがおすすめです。別々に調理する必要がなくなるので、調理時間の短縮にもつながります。
また、我が家ではさつまいもを蒸す際は、お米と一緒に炊飯器に入れて炊いています。手軽で時短になるうえに、ゆっくり火が通る影響なのかふかし芋が美味しく仕上がりますよ。
食事するとき
食事の仕方によっても環境に影響を与えます。食べ残しを減らす、残った料理を有効に活用するなどで、環境への影響を最小限にすることが可能です。ここでは、食事をするときに気をつけるべきポイントを解説します。
すべて食べきれる量を盛り付けよう

盛り付けする際はすべて食べきれる量にしましょう。食べ残しを廃棄するのはもったいないですし、かといって家族分も食べると食べすぎになったり、かぜなどの感染症がうつったりするリスクもあります。
子どもでも食べむらがあったり、給食で何度もおかわりしていたりすると、これくらいは食べそうかなと思って出したらかなり残すこともあります。家族の分を盛り付ける際は本人に量を確認したり、少し少なめにして足りない場合におかわりしてもらったりするとよいでしょう。
残った料理は翌日のおかずにしよう

ちょうどいい量を作ったつもりが、家族があまり食べてくれなかったりして、料理が残るケースもあります。残った料理は翌日そのまま食べたり、リメイクして食べたりしましょう。リメイクのレシピも検索すればすぐ見つかります。余ったカレーでカレーうどんを作る、余ったおでんで炊き込みご飯を作るなどして、うまく活用してみてください。
なお、残った料理を保存する際は、後述するようなエコな方法で冷蔵庫に入れましょう。できるだけ使い捨てのラップを使わず、ガラスなどの保管容器に入れたり、ミツロウラップを使ったりすると、ラップなどのゴミも減らせます。
残り物を保存するとき
残り物を有効に活用するのはフードロスの削減に有効ですが、保存の仕方によっても環境に与える影響が変わってきます。ここでは、環境に配慮して残り物を保存するポイントを紹介するのでチェックしておきましょう。
ラップの代わりにミツロウラップなどを使う

残った食材や料理を冷蔵庫・冷凍庫で保存する場合は、ミツロウラップやガラスの保存容器などを使いましょう。ラップは便利ですが、使い捨てされてプラごみになってしまいます。
ミツロウラップとは、綿などの布にミツロウを染み込ませてできたもので、ラップの代用品です。ラップの代わりに野菜を包んだり、器にフタをしたりするのに使えます。洗って何度も使えるので、消耗するラップを定期的に買って補充する手間もかかりません。ただし、ミツロウラップは熱に弱いため、レンジで温める際には利用できない点はデメリット。レンジで温める必要がある場合は、ガラスの保存容器などに入れましょう。
熱い料理は冷ましてから冷蔵庫に入れる
残った料理を冷蔵庫で保存する際は、必ず冷ましてから入れるようにしましょう。温かいまま冷蔵庫に入れると、冷蔵庫内の温度が上がりほかの食材が傷みやすくなるほか、庫内を冷やすために無駄に電力が消費されてしまいます。人肌ぐらいまで温度が下がってから入れることを心がけましょう。
後片付けするとき
汚れた食器や調理器具の後片付けをする際も、やり方ひとつで環境への影響が変わってきます。ここからは、エコロジーなクッキングで後片付けをするポイントを解説します。
食洗機を賢く使おう。短時間のコースで送風で乾かすのがおすすめ

食器を洗う際は食洗機を活用するのがおすすめです。手洗いに比べて水の使用量を大きく減らせ、時短にもなります。
食洗機を使うと電気を消費しますが、短時間のコースにしたり、乾燥の代わりに送風にしたりすると食洗機の消費電力を大きく減らせます。我が家では、送風にしても食器が濡れたままになることはほとんどありませんでした(お椀のくぼみに水がたまることはありますが、乾燥した場合も同じです)。
食洗機の導入にはスペースの確保や初期費用がかかりますが、時短かつ節水になるので、長期的には家庭にも環境にもやさしい選択になるでしょう。
手洗いする場合はため洗いしよう

食洗機の導入が難しい場合や、食洗機に入らないフライパンや鍋を洗う場合には手洗いが必要ですが、手洗いする際はできるだけため洗いをしましょう。水を流しっぱなしにして洗うと、5分間で約60リットルもの水が消費されるといわれています。ため洗いをすれば、水を効率よく使えるため節水が可能です。
なお、ため洗いをする場合は、汚れが少ないものから油汚れが多いものの順に洗うと、汚れが少ない食器や鍋をあまり汚さずに効率よく洗えます。また、パスタの茹で汁や米の研ぎ汁などがあれば、食器洗いに活用するのもおすすめです。油汚れが落ちやすくなり、さらなる節水にもなります。
食器洗いのスポンジにはヘチマたわしなど自然素材のものを使おう

食器洗いには、ヘチマたわしやセルローススポンジ、びわこふきんなど自然素材のものをできるだけ使いましょう。
一般的によく使われているスポンジはポリウレタン製で、利用するたびに少しすり減ってマイクロプラスチックとして排出してしまいます。下水に排出されたマイクロプラスチックは細かいため、下水処理場でもほとんどがすり抜けてしまい、川や海に流出してしまいます。自然素材のものを使えば、少し削られて水に流れたとしても、自然に分解されるため環境への負荷を大きく減らせるでしょう。
我が家では、ポリウレタン製のスポンジからヘチマたわしに変えましたが、ほとんどストレスなく使えています。通常のスポンジと同様に1〜2カ月経つとヘタってきますが、使用後はコンポストにも入れられるのでまったくゴミにならない点もメリットです。
調理の過程で出た「生ゴミ」はコンポストに入れる

魚の骨、野菜・果物の皮など食べられない部分はコンポストに入れて、堆肥にして活用しましょう。家庭から出る生ゴミを減らせるので、ゴミの運搬や焼却で発生するCO2排出量を減らせます。毎週燃えるゴミを出す手間を削減できる点もメリット。
我が家では、おしゃれなトートバッグ型のコンポストであるLFCコンポストを利用していますが、コンポスト導入で燃えるゴミの量が約4分の1になりました。ベランダで利用でき、匂いも気になりません。できた堆肥は家庭菜園で活用しており、野菜を育てるのに必要な肥料の購入も不要です。
コンポストによってはできた堆肥を回収してくれたり、堆肥ができずに分解して消えてなくなったりするものもあります。どれも生ゴミを減らせるメリットがあるので、家庭菜園していない人でも導入する価値は十分にあるでしょう。
エコロジーなクッキングのレシピも紹介

ここでは、同時調理を行うレシピと野菜の芯・皮を使うレシピの例を紹介しましょう。
まず、同時調理によるブロッコリーのパスタのレシピを紹介します。ポイントは、スパゲッティを茹でる際にブロッコリーも加えて一緒にゆでる点です。別々に茹でる場合に比べて、ガス使用量を減らし、調理時間の短縮にもなります。レシピの詳細は以下のサイトを参照ください。なお、ブロッコリーの茎の部分も活用するとよりエコになります。
また、キャベツの芯を活用したきんぴらのレシピも紹介しましょう。キャベツの芯を細切りにすることでちょうどよいシャキシャキ感が出て、副菜にうってつけです。我が家では、キャベツの芯が出た度にこのレシピで作っており、あまったにんじんの皮なども合わせて入れることもあります。レシピの詳細は以下のサイトを参照してみてください。
エコロジーなクッキングのメリット
エコロジーなクッキングをすると、環境だけでなく自分自身にもメリットがあります。ここからは、エコロジーなクッキングのメリットを解説します。
光熱費や水道代を減らせる

エコロジーなクッキングをすると、光熱費や水道代の削減が可能です。例えば、煮物料理でフタを活用することで加熱時間が減れば、使用するガスや電気の量が減るため、ガス代・電気代も抑えられます。また、食器の後片付けなどで節水もできるため、水道代も減らせます。
安価な旬の食材を積極的に取り入れることに加え、廃棄する食材を減らせれば購入する食材に無駄がなくなるので、食費の削減も可能でしょう。エコロジーなクッキングは経済的にも多くのメリットがあるといえます。
調理時間・片付け時間の短縮にもなる

エコロジーなクッキングは時短になる点もメリットです。例えば、同時に調理をすることで、調理時間の短縮になります。また、フタをして効率よく加熱することでも、調理時間を減らせます。
片付けの時間の多くを占める食器洗いの時間も、食洗機を導入することで大きく減らせます。
ゴミ出しが楽になる
エコロジーなクッキングでは、食材を無駄なく使い、廃棄する食材を減らせるため、生ゴミの量を減らせる点もメリットです。燃えるゴミを出す手間が減るのはうれしいポイントでしょう。コンポストも導入すれば生ゴミの量はほぼゼロになり、燃えるゴミを出す頻度を大きく減らせます。
我が家では、コンポストを導入したことで、週2回大きめのゴミ袋に入れて出していたのが、週1回小さめのゴミ袋で出すだけになりました。
気候変動の抑制など地球環境の保護に貢献できる
エコロジーなクッキングをすることは、地球環境を保護する重要な活動です。例えば、以下の環境問題の対策に貢献できます。
- フードロス
- 気候変動(地球温暖化)
- 海洋プラスチックの増加
- 最終ごみ処理場の不足
世界で生産された食品の約4割が廃棄されており、フードロスは取り組むべき環境問題のひとつ。世界全体での年間廃棄量は年間25億トンにものぼります(※1)。2025年度の日本での年間廃棄量は464万トンで、日本人一人あたりの年間廃棄量は約37kgです(※2)。エコロジーなクッキングでは、食品廃棄をできるだけ減らして料理することから、フードロス削減に有効です。
エコロジーなクッキングは、気候変動の対策としても重要です。気候変動の主な要因は大量のCO2やメタンなどの温室効果ガスの排出です。エコロジーなクッキングでは、フードロスを削減するのに加え、調理時に効率よくガスや電気を使うので温室効果ガス排出量を削減できます。また旬や地場の食材を積極的に取り入れることで、農産物などの生産・輸送にかかるCO2排出量も減らせます。
食品を購入する際に容器包装などでプラスチックが利用されていますが、これらのプラスチックの一部は海洋に流出し、分解されずに残り、海洋生態系に甚大な悪影響を及ぼしています。エコロジーなクッキングでは、買い物時に容器包装を減らし、食品の保管でもラップなどのプラごみを減らせるため、海洋プラスチックの削減にも貢献できます。
エコロジーなクッキングをすることで、気候変動や海洋プラスチック汚染などの対策にもなります。エコロジーなクッキングは、個人が環境のためにできる重要なアクションのひとつといえるでしょう。
※1:日本財団ジャーナル「世界で捨てられる食べ物の量、年間25億トン。食品ロスを減らすためにできること」
※2:農林水産省「食品ロス削減の現状」
エコな暮らしをしたいなら、料理以外でも取り組んでみよう
地球環境の問題のなかでも、とりわけ重要で緊急性も高いのが気候変動(地球温暖化)です。海面水位の上昇、干ばつの増加、熱中症の増加、大型台風の増加、食糧危機、生物多様性の低下など影響は甚大です。
気候変動も我々の生活の仕方を見直すことで温室効果ガスの排出量を減らすことに貢献できます。以下の記事では、温室効果ガスの排出を減らすために個人ができることを紹介しています。よりエコな生活をしたい人はぜひチェックしてみてください。


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